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ラグビーワールドカップ2023優勝候補はどこ?日本は?

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ついに、2023年9月8日(日本時間では9日未明)にラグビーワールドカップ(RWC)フランス大会が開幕します。

これから日本時間で10月29日に行われる決勝戦まで、約2ヶ月間見逃せない熱い試合が続きます!

ラグビーワールドカップに参加するのは20チーム。
各国が、4年に1度の世界1決定戦に照準を絞って、ピークを持ってくる戦いになります。

最初に行われる1次リーグは、5チームずつ4プールに分かれて総当たり戦で行われます。
各プールの上位2チームがトップ8による決勝トーナメントに進出します。

今回は、ラグビーワールドカップ2023の優勝候補はどこなのか?日本はどうなるのかについてお伝えしていきたいと思います。

 

優勝候補の国はどこ?

開催国フランス

ホスト国として優勝を至上命令に強化を図ってきたフランスがまず候補に挙げられます。

フランスは悲願の初優勝を手に入れるために、
何年もかけてラグビーの種をまき、大切に育ててきました。
その努力は、才能あふれる選手と華やかな攻撃型のラグビーとして花開いています。

フランスの伝統とされるのは、フレンチフレア(ひらめき)と呼ばれています。
これは、決めたことよりも、個々の判断を重視して攻めるということ。
それでも流麗な攻撃ができるのは、若いときからの徹底した長年にわたる強化のたまものだと考えられます。

フランスには世界一の資金力を誇るラグビーの自国リーグがあります。
このリーグのトップ14には各国のスターが集まっています。

以前は自国フランス出身の選手が出番を得らない状況が続き、代表チームの低迷につながったとも言われています。

そのためフランスは選手を育てるために、チームの過半数が自国育ちの選手となるよう義務化しました。
現在世界最高のSHと呼ばれるアントワヌ・デュポンらが育ち、2018年以降の20歳以下の世界大会は3連覇中です。

フランスの執念と、自国開催にかけた意気込みが感じられますね。

ラグビースタイル

フランス代表は鮮やかな青色のユニフォームから『レ・ブルー』の愛称で呼ばれ、その戦術はまるでシャンパンの泡のように、選手が次から次へとスペースに展開しパスがつながることから、『シャンパン・ラグビー』とも表現されます。

注目選手

チームの中心となるのは2021年に世界最優秀選手に選ばれたスクラムハーフの26歳、アントワーヌ・デュポン選手で、華麗なステップや相手のマークを外す能力に優れ、今大会、キャプテンとしてもチームをけん引します。

デュポン選手のほか、才能ある若手や中堅がそろい、決勝進出“4度目の正直”で頂点に立てるか、注目です。

 

ニュージーランド

ニュージーランドは過去優勝3回で今回は史上最多4度目、2大会ぶりの優勝を狙う王者です。
現在世界ランキング4位の強豪国!

ワールドカップでは過去9大会すべてでベスト8以上の成績を残しています。

選手たちが試合前に披露する先住民族の伝統的な踊り「ハカ」が特徴的ですね。

昨年不振

ラグビー王国ニュージーランドは、昨年は歴史的な不振に陥っていました。
アイルランドに負け越すなどで、なんとホームで3連敗。
1時には過去最悪の世界ランキング5位まで落ちました。

過去最悪のランキングが5位というのも驚きですが、今年に入ってからは調子をあげてきています。
南半球4カ国対抗は全勝で制しました。
W杯イヤーに照準を合わせた調子はさすが王者ですね。

ラグビースタイル

ニュージーランド代表は「オールブラックス」と呼ばれています。
これは、上下ともに真っ黒なユニフォームだからです。
1度みたら忘れないインパクトがありますね。
そして、「オールブラックス」の選手はとにかく身体能力抜群!
豊富な運動量と圧倒的な体の強さで展開するスピードあふれるラグビーは世界中で大人気。
選手が日本でデモンストレーションをした時には、片手で大人の男性を吹っ飛ばしたそうです。人間の常識を遥かに超える身体能力。
今回もどんな技を見せてくれるのか楽しみです。

注目選手

主将はサム・ケイン選手
チームの土台となるFWで、タックルや相手のボールを奪いにいく『ジャッカル』に定評があります。

4度目ワールドカップ出場となるロックのサミュエル・ホワイトロック選手

抜群のパスさばきで世界で最高の選手の1人と言われるスクラムハーフのアーロン・スミス選手

バレット3兄弟

最年長のボーデン
世界最優秀選手に2度輝いています。
今回はSOからFBにメインのポジションを変更。スピードあるランに注目です。

次のスコットは運動量が豊富でロックの主軸を務めています。

末弟のジョーディー。切れ味鋭いランや強烈なタックルで、バックスの核です。

実力と経験を兼ね備えた選手たちが多く、史上最多となる4回目の優勝を目指します。

W杯イヤーにきっちりと調子をあげてきた王者ニュージーランド。2大会ぶりの王座奪還になるか注目ですね。

アイルランド

今大会の優勝候補の注目はアイルランドです。

今まで、アイルランドはなぜかワールドカップの年は不振が続き、通算7回も8強で大会を終えています。

そんなラグビー男子アイルランドは、アイルランド共和国と英国の北アイルランドをあわせたアイルランド全島の代表チーム。

2022年夏に、ニュージーランドとの敵地3番勝負に勝ち越したあと、世界ランキング1位になりました。
また、23年の欧州6カ国対抗で全勝優勝。テストマッチ10連勝中。

まさに破竹の勢いですね。

ラグビースタイル

伝統的に、ディフェンスやスクラム等、基礎的なプレーのレベルが非常に高く、組織力で戦っていく スタイルです。 強豪国の中では比較的体が小さく、それでも全員で前へすすむ、真っ直ぐなプレーをすることから、 彼らのプレーは”魂のラグビー”と呼ばれています。 派手さはないが基本に忠実。

注目選手

アイルランドには世界屈指の司令塔と強力なFWがいます。

主将はジョナサン・セクストン(38歳)。
経験豊富な万能型SOで、ゲームコントロールに秀で、ゴールキッカーも務めています。
今大会もゲーム運びにたけた司令塔として君臨しています。

W杯3度出場(2011、15、19年)。
2018年のワールドラグビーの年間最優秀選手に輝いています。
フランス大会を最後に引退することをすでに表明しています。

5月の欧州チャンピオンズカップ決勝の試合終了後に暴言を吐いたとされ、
3試合の出場停止にあたる処分を言い渡されていますが、W杯には出場できる見通しです。

フランカーのジョシュ・バンダーフリアー選手は2022年のワールドラグビー年間最優秀選手!
接点での地味な仕事をこつこつ積み重ねられる選手です。

バンディー・アキ選手、突破力のあるCTB

マック・ハンセン選手、攻守に気の利くWTB

クジ運

優勝候補の一角であるアイルランドは、くじ運に恵まれませんでした。

アイルランドが属する1次リーグB組には優勝候補の南アフリカ、スコットランドが一緒で、「死の組」と呼ばれています。
ここを突破しても、準々決勝ではフランスかニュージーランドと当たることになります。

この難関を突破して初の4強に進めたら、初優勝が見えてきますね!
今回のアイルランドチームは完成度が高い。世界ランキングの頂点に座り続けて1年以上。パワーと機動力を併せ持つFWを擁し、堅守を誇るチームがどこまで勝ち残れるか注目ですね。

南アフリカ

南アフリカ代表の愛称は「スプリングボクス(Springboks)」
前回ワールドカップ(W杯)の王者です。
フランス大会で史上最多4度目の王座を狙っている優勝候補です。

「スプリングボクス」はスクラムやタックルの圧倒的な強さ、パワフルかつタフなプレースタイルが持ち味。スピーディーなランニングゲームで鮮烈な印象を与えます。

そんな南アフリカはなんと「日本組」が中心なんです!

今季のリーグワンに在籍した選手はなんと8人!
前身のトップリーグ時代も合わせると多くの選手が日本でのプレー経験を持っています。
この「日本組」を中心に束ねられた南アフリカが狙うのは連覇!!
ニュージーランドと同じく歴代最多4度目の頂点を目指しています。

直近のワールドラグビーランキングは2位
3度の優勝をしたのは1995年、2007年、2019年。
特に1995年大会は自国開催で初出場・初優勝を成し遂げ、国民に希望と結束をもたらした。
前回大会ではプール戦初戦でニュージーランドに敗れながらも、その後見事な復活を遂げて、決勝でイングランドを下し3度目の優勝を果たしました。

ラグビースタイル

世界一パワフルで屈強なプレースタイルは唯一無二ですね。
キックを多用し、いったん相手にボールを渡して攻めさせます。
そうしながらも、激しいタックル、ジャッカルでボールを奪い返し、俊足ランナーを軸に一気にトライを奪います。
常に正確なプレースキッカーを擁して接戦をものにします。
そのミスの少ないスタイルはノックアウト方式のトーナメントで勝負強さを発揮します。

注目選手

ドゥエイン・フェルミューレン選手
強力な突破力とタックルを持ち味とするNo.8、FL

マルコム・マークス選手
世界最高峰のHOとも言われています。

日本のリーグワンでもおなじみの
ファフ・デクラーク
ピーターステフ・デュトイ

日本

日本は4年前日本で開催されたラグビーワールドカップで史上初のベスト8に輝きました。

今回の目標は「優勝」と日本代表選手は公言しています。
いつも高い目標を掲げて挑んできたラグビー日本代表選手の姿勢には感動します。

日本はワールドカップの前哨戦では敗戦が続いたものの、本戦では1つ流れが変わると大きく変わる可能性があります。

日本のリーグワンで世界の中心選手が在籍する現在。
自国で資金があるラグビーよりも、「日本のラグビーがしたい」と
いう選手が現れる現在の日本のラグビー。

D組を引き当てた日本。
優勝を目指し、勝ち取る可能性は多いにあります。

フィジカルでは劣ると言われている日本チーム。
ジェイミー・ジョセフヘッドコーチの言葉です。

「自分たちにとって大きなチャレンジ。
世界の中でもユニークなラグビーをすることが重要」

日本代表のラグビーのユニークさをリアルタイムで観戦したいと思います。

今回の活躍を心から応援しています。

開幕戦

ラグビーワールドカップ2023の開幕戦は世界が注目しています。

それもそのはず、なんと開催国のフランス代表と、過去優勝3回のニュージーランド代表が対戦する好カードの試合だからです。

プールA最大の注目カードでもあります。

地元で悲願の初Vへの思いが強いフランスと史上最多4度目、2大会ぶりの優勝を狙う王者ニュージーランド。

ラグビーワールドカップの開幕戦の結果に大注目ですね。

まとめ

今回はラグビーワールドカップ2023優勝候補はどこ?日本は?と題してお届けしました。

調べたところによるとラグビーワールドカップフランス大会は、混戦になりそうですね。

前回王者の南アフリカの選手は8人も日本のリーグワンに在籍しています。

世界ランキング1位のアイルランドはくじ運に恵まれず、予選から熾烈な戦いを強いられます。

自国開催のフランスと優勝候補のニュージーランドは開幕戦で当たり早々に結果がでます。

今回の日本代表の活躍を心から応援しています。