SMILE-UP所属で関ジャニ∞のメンバーである大倉忠義さんの父親は、人気焼き鳥チェーン店「鳥貴族」を一代で築いた大倉忠司さんです。
大倉忠司さんは大阪府東大阪市出身の実業家。株式会社鳥貴族ホールディングス代表取締役社長CEOです。
今回は大倉忠司さんが代表取締役社長CEOの「鳥貴族」が社名変更を発表しました。
認知度が高い「鳥貴族」をわざわざ社名変更する理由は何なのか調べてみました。
このページで学べること
「鳥貴族」とは
大倉忠司社長が1985年に25歳で1号店(個人店)を東大阪市にオープンしたところから「鳥貴族」はスタートしました。
人気になったのは、全品280円均一!!
500店舗を超える一大居酒屋チェーンに急成長しました。
2016年にはなんと、東証1部に上場しています。
株式市場から「鳥貴族」の名前が消える!
そんな「鳥貴族」を展開する鳥貴族ホールディングスですが、2024年5月1日から社名を「エターナルホスピタリティグループ」に変更することが決定しました。
これは10月25日に行われた定時株主総会で承認されました。
「鳥貴族」と比較するとちょっと覚えにくい名前ですね。
持ち株会社である「鳥貴族ホールディンス」の名前は変わりますが、屋号としての「鳥貴族」は残ります。
ただし、株式市場からは「鳥貴族」の名前が消えることになりました。
なぜ、「エターナルホスピタリティグループ」?
ではなぜ知名度が高い「鳥貴族」から社名変更をすることにしたのでしょうか?
「鳥貴族」の社名の歴史
実は1985年に焼き鳥「鳥貴族」として個人店をスタートした後
大倉社長はその後の店舗展開に備えて、翌年の1986年に法人の「イターナルサービス」を設立しました。
社名の「イターナル」には『永遠』という思いが込められています。
その後2007年に店舗数は100店舗になりました。
その後のさらなる店舗数の拡大を目指す中で「屋号と企業名が同じであるほうが、採用や出店に有利になる」として、2009年に社名も鳥貴族へと変更しました。
社名変更の理由①ブランドの拡大
2021年にチキンバーガー専門店の「トリキバーガー」を出店。
2023年に「やきとり大吉」を運営するダイキチシステムを買収しました。
これにより運営するブランドが鳥貴族だけでなくなりました。
これが社名変更の1つの要因となったようです。
そして、今後も展開するブランドを広げる可能性があります。
現在は「鶏肉を使う業態」だけですが、それ以外の展開ももしかするとあるのかもしれません。
そうなると「鳥貴族」という名称は業態を狭めてしまうことになりますね。
社名変更の理由②海外進出
「鳥貴族」は2023年4月には海外での初出店を見据えてアメリカに現地法人を設立しています。
更に来年の2024年中には3店舗を出店する計画で動いています。
加えて、東南アジアでの出展も視野に入れているようです。
このため、海外では鳥貴族という名前が馴染まないと判断したようです。
国内では、すべて国産の食材を使用している「鳥貴族」。
海外展開において、新たな調達方法を確立をどのように構築していくのか注目ですね。
社名は創業時の社名から「エターナルサービス」が候補でした。
ただ、海外では葬儀社などを連想させてしまうということから、外食産業にも通じるホスピタリティを社名に入れることになりました。
後継者問題
「鳥貴族」の社長大倉忠司さんには3人のが息子さんがいます。
長男がSMILE-UP所属の大倉忠義さんです。
3人も息子がいたら誰かが後継者になるのではないかと当然思います。
しかし、大倉忠司さんは創業時から「会社は子供に継がせない」と決めていたそうです。
後継者についても「生え抜きから輩出したい」ときっぱり表明されています。
3人の息子さんは全員が「鳥貴族」に入社すらしていないそうです。
三男は入社を希望したそうですが、それすらも断ったという徹底ぶりです。
大倉忠司さんは人生哲学として
「自分の好きな道を選んで、自分で夢をつくって追いかける方が幸せですから」と語っています。
まとめ
今回は一大居酒屋チェーン「鳥貴族」が社名変更をする理由について調べてみました。
人気焼き鳥チェーン店「鳥貴族」を一代で築いた大倉忠司さんは、コロナなどの状況があっても弛まぬ努力を続け、これから海外展開を視野に社名変更をするということがわかりました。
息子たちに「自分の好きな道を選んで、自分で夢をつくって追いかける方が幸せですから」との人生哲学を語る大倉忠司さん。
現在63歳の大倉忠司さん、現在の位置に安住することなく、生涯をかけて夢を追いかける姿には一貫性という強い信念を感じます。
社名変更を起爆剤として、更に一段上の成長を成し遂げることができるのか。
今後の鳥貴族の展開から目が離せませんね!