2023年12月5日、
今年2月に強制わいせつで逮捕された元石狩市議の佐藤俊浩容疑者(さとう としひろ・52)について、
札幌地検が捜査を進めた結果、5日付けで不起訴にしたという報道がありました。
ここでは、佐藤俊浩容疑者の起こしたといわれる事件内容、経歴プロフィール、不起訴になった理由などについてまとめていきたいと思います。
このページで学べること
【元石狩市議】佐藤俊浩が女性記者に無理やりキスで強制わいせつ
石狩市の佐藤俊浩元議員(52)はことし2月、タクシーに同乗していた新聞社の女性記者に無理やりキスをしたとして、強制わいせつの疑いで書類送検されました。(引用:NHK)
その後、札幌地検が捜査を進めた結果、5日付けで不起訴にしましたが、不起訴にした理由は明らかにしていません。
佐藤元議員はことし9月、「一身上の都合」を理由に市議会議員を辞職しています。
【元石狩市議】佐藤俊浩のプロフィール
名前:佐藤俊浩(さとうとしひろ)
生年月日:昭和46年5月31日
年齢:52歳(2023年12月現在)
出身地:北海道札幌市
出身高校:北海道石狩高等学校
所属会派:石政会
当選回数:2回
主な肩書:土木会社役員
趣味:野球観戦
元石狩市議の佐藤俊浩氏は2023年5月の北海道石狩市議選で、
無所属として出馬し2回目の当選を果たしています。
【元石狩市議】佐藤俊浩が不起訴になった理由はなに?
理由①起訴猶予
起訴猶予とは、犯罪の嫌疑が十分認められ、有罪だと証明できる訴訟もあるにもかかわらず、検察官の判断で起訴しないことです。
起訴猶予の理由としては、以下のようなものが挙げられます。
・被疑者の年齢
・被疑者の境遇
・犯罪の重さや情状
・犯罪後の状況(示談の成立状況など)
理由②嫌疑不十分
嫌疑不十分とは、被疑者が犯罪を犯した嫌疑はあるものの、事件の犯人だと認定するための証拠が不十分なために、起訴しないことです。
嫌疑不十分の判断基準は、法律に明確に定められていません。そのため、検察官の判断は、個々の事件の事情によって異なることになります。
理由③告訴の取消し等
告訴の取り消しとは、告訴をした者が、告訴を取りやめる意思表示をすることです。
刑事告訴が取り消されることで、告訴がなければ起訴できない親告罪の場合は不起訴になる可能性があります。
理由④被害者と示談を成立
被害者と示談を成立させることは、不起訴処分を獲得するための最も効果的な方法です。
示談とは、被疑者が被害者に対して、金銭やその他の方法で損害賠償を行うことです。
被害者と示談を成立させることで、検察官は、被疑者が反省し、被害者への償いをしようとしていると考え、不起訴処分の判断をしやすくなるそうです。
理由⑤供託や贖罪寄付
被害者と示談が成立できない場合、供託や贖罪寄付を行うことで、不起訴処分を獲得できる可能性があります。
供託とは、被疑者が一定の金額を裁判所に預けることであり、贖罪寄付とは、被疑者が弁護士会などの公的団体に寄付を行うことです。
理由⑥弁護士が検察官を説得
弁護士が検察官に対して、被疑者の事情や証拠を説明することで、不起訴処分を獲得できる可能性が高まります。
弁護士は、被疑者の事情や証拠を検察官に理解してもらうために、粘り強く交渉を続けていくこともあるようです。
まとめ
【元石狩市議】佐藤俊浩が不起訴の理由はなに?女性記者に無理やりキスで強制わいせつ
について書かせていただきました。
ちなみに、当事者や関係者に限ったことかもしれませんが、自身で検察に問い合わせることもできるようですね。
不起訴になったかどうか知りたい場合は、自身で検察に問い合わせて不起訴処分告知書を送るよう請求する方法があります。検察は、不起訴となった事件で被疑者から請求があれば、不起訴処分にした旨を請求者に告げる必要があります。被疑者本人だけでなく、弁護士であっても請求が可能です。(引用:刑事事件弁護士アトム)
お互いに納得のできる形であればいいと思いますが、真相はどうなのでしょうか。
貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。