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ラグビーW杯2023初戦勝利フランスのトマ・ラモス選手の経歴は?

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ラグビーW杯フランス大会は8日に開幕しました!

初戦のプールAでは開催国フランスが27-13でニュージーランドに勝利しました。

オールブラックスと呼ばれ、史上最多4度目、2大会ぶりの優勝を狙う王者のニュージーランドを制した試合で大活躍したトマ・ラモス(Thomas Ramos)選手の経歴を調べてみました。

初戦でフランスは満員のスタッド・ド・フランス(Stade de France)でFBトマ・ラモス選手がなんと5本のペナルティーゴール(PG)を正確に鮮やかに決めました。

また、1本のコンバージョンを蹴り込むと、ダミアン・ペノー選手とメルビン・ジャミネ選手にトライが生まれ、地元開催優勝候補の一角として華々しく大会の初戦を白星でスタートしました。

トマ・ラモス選手プロフィール

出身 フランス
オクシタニー地方タルン県マザメ( Mazamet) 村
1995年7月23日生まれ(28歳)
身長 178cm
体重 87kg

生まれ故郷

トマ・ラモス選手は美しいマザメ Mazamet 村で生まれました。
村にはアルネット峡谷 gorges de l’Arnette を渡る吊り橋が架かっています
トマ・ラモス選手はラグビーが盛んなトゥールーズに早くから移り住んで技術を磨きました。
好きなアクティビティは、レンガ造りのファサードで知られる市中心部の路地をぶらぶら散策することや、ガロンヌ川沿いのテラスでリフレッシュすることなどです。

トマ・ラモス選手経歴

トマ・ラモス選手のポジションはフルバック(FB)
U20フランス代表に選ばれる
2014年、トゥールーズに加入
2016年から2年間USコロミエに所属
ラグビーワールドカップ2019のフランス代表に選ばれる

プロデビュー

2014年、18歳のトマ・ラモス選手はトゥールーズのプロチームでデビュー

当時、トゥールーズにはフランス代表47キャップのクレマン・ポワトルノーがFBにいた。ポワトルノーが不在の時はマキシム・メダールが15に入ったため、なかなか出場機会が回ってきませんでした。

3年後、2部リーグのコロミエにレンタル移籍します。

「1年でトゥールーズに戻る」と決心して臨んだコロミエでのシーズン
24試合に出場し、そのうち23試合で15番のジャージーを着た。
ゴールキックも任されて347点を挙げ、2部リーグで得点王に!
そして最優秀選手にも選ばれました。

翌シーズン、トゥールーズに戻り15番で連戦します。
2シーズン目にはトップ14で得点王!
2019年のシックスネーションズでフランス代表初キャップを得た。

7か月後にはワールドカップのスコッドに入って来日しました。
アルゼンチン戦で後半途中に出場し、続くアメリカ戦では先発出場。
しかし後半はじめに足首を負傷し、トマ・ラモス選手の初ワールドカップは終わりました。

レギュラーへの道

初戦で正確なキックを見せたトマ・ラモス選手ですが、最初からレギュラーの座が保証されていたわけではありませんでした。

特に、代表チームがガルチエ体制になってからは、代表合宿には参加していたものの、試合出場機会はなかなか巡ってきませんでした。クラブと代表合宿を行き来する日々が約3年間続きました。

正確なキッカーで、プレーの基礎もしっかりできて、SOもできるトマ・ラモス選手
所属するトゥールーズがトップ14で優勝した2019年、2021年の決勝で10番を着け、チームを指揮していました。

15番に起用

ファビアン・ガルチエ ヘッドコーチは、集団的経験値を大切にしています。選手の負傷や、規定で試合数が制限された時以外はメンバーを固定。安定したチームづくりをしてきました。
そのなかで15番だけは、毎年変わりました。トマ・ラモス選手は4人目になります。

クラブで活躍を続けながら時を待ったトマ・ラモス選手。昨秋のテストマッチ前にジャミネ選手が負傷し、ようやくチャンスが巡ってきました。

ジャミネ選手は当時10連勝していました。プレッシャーもある中での初めてトマ・ラモス選手に回ってきた15番。
所属するトゥールーズのトマ・ラモス選手のファンからは「やっと彼に順番が回ってきた」と話しています。

相手のプレーを読み、カウンターアタックを仕掛けるセンスを持っているトマ・ラモス選手。

今回のフランスチームは、キックを多用するこれまでの戦術から方向転換し、もう少し積極的にボールを持ってアタックを仕掛ける戦術を採り入れたいというのがスタッフの意向のようです。トマ・ラモス選手にはピッタリですね。

またトゥールーズで一緒にプレーしているンタマックやデュポンと息が合っていることもトマ・ラモス選手が起用されるポイントですね。

まとめ

今回は、ラグビーW杯2023で初戦を勝利したフランスの代表選手トマ・ラモス選手の経歴についてお伝えしました。

オールブラックスを相手に5本のペナルティーゴールを鮮やかに決めたトマ・ラモス選手

正確な弧を描くキックは息を飲むような美しさでしたね。

初優勝を目指すフランスは観客の熱気も凄まじいものがありました。そんな緊張感の中で5本も正確なキックを決めることのできるトマ・ラモス選手の精神力に感動します。

これだけの技術を持ちながら代表選手として試合に出ることができなかった日々が多かったことに驚きました。

改めて、フランスの選手層の厚さに驚きを覚えると共に、トマ・ラモス選手の精神力の強さの秘密もここにあるのではないかと思いました。

トマ・ラモス選手の今後の活躍を見守っていきたいと思います。