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【ぎんなん(銀杏)】獲った後の処理方法と調理方法は?銀杏中毒とは?

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銀杏の美味しい季節になりましたね。

銀杏をいただいたり獲ったり!

でも、その後一体どうすればいいの?困りますよね。

今回はぎんなん(銀杏)の下処理の方法や調理方法、さらに銀杏中毒について調べてみました。

 

ぎんなん(銀杏)の下処理

果肉の取り方

ぎんなんは地面に落ちている状態からの下処理が一番大変です。

地面に落ちている実はぶにゃぶにゃの果肉がついています。

この果肉を取るために、バケツ等の容器の中で果肉を腐らせます。

果肉は腐ると種が取り出し易くなります。

果肉が腐ったら、流水でよく洗いながら中の種を取り出します。

この時、お風呂の排水口ネット(強い物が良いです)にぎんなんを入れて、

ゴシゴシゴシゴシとこれでもかという位洗ってください。

(注意点)

銀杏の果肉は匂いがきついです。

また、果肉の油脂で手が荒れます。素手でするとかぶれます。

マスクや使い捨て手袋を使って作業することをおすすめします。

天日干し

取り出した銀杏の種のまわりの滑りが取れたら

広げて風通しの良いところで天日干しです。

何日もかけて天日に干して、じっくりと乾燥していきます。

天気がよければ外で干して、雨になったら室内に戻してという作業を繰り返します。

殻の色が真っ白になった頃が出来上がりの目安です。

確認のため2、3個割ってみて中に水分がなければOKです。

 

ぎんなん(銀杏)の調理方法(食べ方)

電子レンジを使う場合

・銀杏の殻をハンマーやペンチを使って軽く割ります。

亀裂、割れ目が入る程度でOKです

この作業をしないで銀杏をレンジにかけると破裂します。

・亀裂、割れ目を入れたぎんなん(銀杏)を封筒に入れます。

封筒はできれば厚みのある茶封筒がGOOD。

薄い封筒の場合、銀杏が破裂する衝撃に耐えられないことがあります。

・封筒の折口を2回以上折る。

銀杏が飛び出ることがあるので、しっかりと折り返しましょう。

・15粒程度であれば、電子レンジ500Wで60~90秒ほど加熱

2、3個ポンポンとハジケたくらいが出来上がりの目安です。

加熱しすぎると銀杏の実が硬くなり、爆発して封筒の中でバラバラになったりします。

・翡翠色の銀杏が出てきます。美味しい塩を軽くまぶして出来上がりです!

フライパンで炒る

電子レンジでは熱の加減が難しいので、おすすめはフライパンで炒る方法です。

フライパンで炒る方法は2種類あります。

一つ目の方法はぎんなん(銀杏)の殻にヒビを入れて殻ごと炒る方法

二つ目は完全に殻を割ってぎんなん(銀杏)の中身だけを炒る方法

完全に殻を割ってぎんなん(銀杏)の中身を炒ったほうが表面が焼けて香ばしく仕上がります。

フライパンで炒る場合は、ぎんなん(銀杏)の状態を見ながら、火力を調整して炒ってくださいね。

ぎんなん(銀杏)の薄皮はどうする?

ぎんなん(銀杏)の薄皮は食べても害はありません。

剥いても剥かなくても大丈夫ですし、美味しいです。

ただ、薄皮を剥くと銀杏の翡翠色が美しいので、見た目の良さも味わう事ができます。

銀杏中毒とは

ぎんなんには「毒性物質」が含まれていて、食べすぎると中毒症状を起こす可能性があると言われています。

毒性物質は「メチルピリドキシン」で、これはビタミンB6の働きを阻害します。

そのため、大量に食べるとまれに嘔吐や下痢、呼吸困難、けいれんなどの症状が現れることがあります。

この「メチルピリドキシン」は熱に強い成分で、加熱調理しても毒性がなくなりません。

そのため、特に銀杏中毒を起こしやすい小児は、1日に1~2個

5歳未満は食べることを控えた方が良いと言われています。

大人でも1日6~7個程度が目安。

意外と食べて良い量は少ないのですね。

大切な秋の味覚「食べ過ぎない」ことが重要のようです。

まとめ

食欲の秋が到来しましたので、今回は秋の味覚の代表ぎんなん(銀杏)について

獲った後の処理方法と調理方法をお伝えしました。

また、銀杏中毒について調べてみました。

銀杏は意外と食べて良い量は少ないことがわかりました。

お店でも銀杏が大量に出てくることは無いですが、こんな理由があったのですね。

貴重な秋の味覚を一粒づつ、大切に味わいたいですね。